DCTgarden SHOPPING MALLエグゼクティヴ・プロデューサー中村正人が、「Green Leaf」にインタビュー!
Special Interview
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2012年に沖縄県本島中部・北谷町にオープン、オーガニック食材を中心としたその豊富かつ「安全・安心」な品揃えが口コミで話題を呼び、今では多くの外国人が訪れるほどになっている、『ナチュラル&オーガニック食品のお店 Green Leaf(グリーンリーフ)』。’15年には読谷村に2号店をオープンし、ますます地元に根ざした展開をしているショップが、DCTgarden SHOPPING MALLとコラボレーションすることになった。
「もともと私はオーガニック食品などに全く興味のない人間だったんですよね」
と語る株式会社グリーンリーフの代表取締役社長 上地友紀氏に、DCTgarden SHOPPING MALLエグゼクティヴプロデューサーの中村正人が話を聞く。
健康地域と言われていた沖縄から、もう一度<食>への意識を変えていきたい
中村:まずは『Green Leaf』の始まりについてうかがわせてください。
上地:主人が、以前から「食」に関心があったということもありましたし、また子どもが生まれたことをきっかけに、自分たちが普段口にするものに対する興味が生まれてきました。それで勉強するうちに、オーガニック食材ってただ健康を追求するだけではなく、もっと日常的に取り入れていいものでは?と思えるようになれたというか。そういった食材の面白さに気づいたんですよね。その魅力を少しでも多くの人に興味を持っていただけるようなショップを作りたいと思い、スタートしました。
中村:僕も沖縄に引っ越して、子どもが生まれたことによって、<食>に対して敏感になってきまして、そこで地元で身体にいいものを探していくうちに北谷にある『Green Leaf』に出会いました。まず、社長の上地さんをはじめとするスタッフの方々の人柄が素晴らしかったですし、扱う商品も東京とは異なる、世界基準にあうクオリティにあうものばかりを取り扱っているところに魅力や面白さを感じました。そこで、何かお手伝いができることはないか?ということで、僕自身もお店のサポートをするようになったんです。『Green Leaf』が沖縄県産にこだわっている理由はあるんですか?
上地:沖縄には、全国的に認知されていない素晴らしい食材などがたくさん眠っているんです。それを掘り出していきたいという部分もありますね。また、かつては日本一の長寿県と言われていましたが、食生活の変化によって気づいたら他の地域に追い抜かれてしまっている現状です。健康地域と言われていた場所から、もう一度<食>への意識を変えることができたら、という思いもありますね。
中村:アメリカなどでは普通のスーパーに行っても、自然食品が普通に陳列されていて、誰もが気軽に手にできるような風潮になっていますが『Green Leaf』もその流れに同期している部分がありますよね。例えばナッツやドライフルーツを、自分が欲しい分だけバルクをひねって取り出すという<量り売り>という方法は、海外では一般的になっていますし。そうすることによって、食品ロスにもならないですからね。でも、今回DCTgarden SHOPPING MALLではその流れに逆行し、パッケージでナッツとドライフルーツを発売するという(笑)。
上地:(笑)。お店ではご自身でいいと思ったものを吟味して選ぶことはできますが、なかなか足を運ぶことができない方もいらっしゃると思うので、お得なお値段でどんな食材を扱っているのかを試していただきたくて、人気の高いナッツ・ドライフルーツをセレクトしパッケージしました。それで、気に入っていただけたらお店に足を運んでいただいて、お気に入りを購入していただけたらと思います。
人気の高い有機ナッツ&有機ドライフルーツを目的別にセレクト
今回DCTgarden SHOPPING MALLで取り扱うのは、生カシューナッツやアプリコットなどを配合し抗酸化作用やアンチエイジングを目的とした「Beauty」、バナナやクルミにかぼちゃの種などすぐにエネルギーに変換できる食材を調合した「Energy」、イチジクやマルベリーなど食物繊維を多く含むものをブレンドした「Detox」の3種類となる。
上地:普段、読谷店にあるカフェで提供しているサラダでトッピングしている調合をパッケージしました。また、お店に足を運んでくださるお客さまの中にも、どれをどれだけ摂取していいのかわからず、スタッフにブレンドをお任せする方も多くいらっしゃるので、そういう方にも気軽に楽しんでいただけるものになっています。
中村:このパッケージは、家族3〜4人で分けたら、十分くらいのボリュームになっていますよね。お試しで使用するには、ちょうどいいと思う。またサラダにこれをトッピングしたら、読谷の雰囲気を感じてもらえるはず(笑)。ちなみに、これらナッツやドライフルーツの袋詰めなどの作業は自社でおこなっているのですか?
上地:はい。有機食材をパッケージするには認証が必要になりまして、弊社の工場でそちらを取得して、全てをパッケージしております。
中村:どの食材も、そのままの大きさでパッケージしている訳ではなく、食べやすいようにカットしているところも魅力ですね。
上地:また素材そのものの味を楽しめつつ、より栄養価を高く摂取できるように加工しています。
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栄養素の豊富さが魅力的な「モリンガ」をティー・バッグで
ナッツとドライフルーツのパッケージのほかにも、モリンガティーも発売。タンパク質、カルシウム、ビタミンなど、あらゆる栄養素が豊富で、原産地であるインドやスリランカでは「300の病気を予防する薬箱の木」と呼ばれるモリンガを加工しティー・バッグにしたものを、DCTgarden SHOPPING MALLのオリジナル・デザインによるパッケージで展開する。
中村:モリンガって、沖縄では有名なもので、栽培している農家さんも増えているのですが、怪獣や謎の生物を連想させる名前からか(笑)、あんまり全国的には認知されていないですよね
上地:温暖な地域にしか生息できないところがあると思いますし、また摘んでしまうとすぐにその栄養分がなくなってしまう植物なんですね。だから、すぐに加工が必要なんですけど、それができる工場が少ないからなのではないかと思います。
中村:ここでは、新鮮なうちに加工したモリンガを、独自の手法でパッケージしている訳ですね。だから、栄養分を損なわずに飲むことができる。しかも、ホットでもアイスでも楽しめるのもいいですよね。
味は、麦茶やコーン茶のような焙煎した風味の広がるもの。ホットとアイスで微妙に変化する甘さやほろ苦さも、楽しんでいただきたい。
上地:水出しも可能ですので、これからの季節にぴったりだと思います。ただ、デトックス効果が強いので、妊娠中の方や治療中の方、そしてアレルギーをお持ちの方は控えた方がいいのかもしれません。
中村:1〜2分おいて、すぐに飲めるのもいいですよね。また、ハーブティだと長時間放置してしまうと味が変わってしまうことがありますが、モリンガティーはそれがないから美味しさが変わらないのもポイントだと思いますよ。これら商品を通じて、魅力を感じて沖縄の「Green Leaf」にも遊びにきて欲しいですね。特に読谷店にあるカフェは、子ども連れでも楽しんでもらえると思うので。
上地:商品やショップを通じて、別にナチュラルやオーガニックにがんじがらめになる必要はないんですけど、日常の中にこういう食材を取り入れることで、生活がよりよくなればいいと思いますね。
中村:普段お肉やお魚を中心に食べている人にも<こういう食べ方もあるんだ>ということを知ってもらえるきっかけを与えることができたら、いいですよね。今後は、どんな展開を考えていますか?
上地:通信販売に関しては、今回は調理などの手間がかからず、すぐに口に運べるものをセレクトしましたが、キヌアやチアシードなどのスーパーフード、さらには沖縄にはまだまだ知られていない素晴らしい食材があります。それを広めていけたら。
中村:今しか、ここでしか味わえないものがたくさんあります。それをDCTgarden SHOPPING MALLでも紹介していきたいですね。
文:松永尚久
ライター、エディター。ファッション誌のカルチャーページ、国内外
ミュージシャンのインタビューやライナーノーツの執筆を手がける。
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